4月10日(木)、KCCIホールにて、4月定例会を開催した講師として、川崎信用金庫 お客さまサポート部 調査役 白井裕樹氏を迎え「最近の地域経済状況について」と題し、講演をいただいた。
はじめに、川崎信用金庫「中小企業景気動向調査」にもとに、業況判断指数(DI)から見る川崎市内の景況について説明を受けた。最新(2025年1-3月期)の景況感は、製造業・運輸業において後退を示したが、他業種においては改善。次期(2025年4-6月期)の見通しでは、運輸業が最も良く、小売業が最も悪い見通しとなったが、全業種において先行き不透明な状況が続く予想が出された。地元中小企業の事業経営上の課題としては「原材料高」「人手不足」「売上の停滞・減少」が多く挙げられた。
続いて、中小企業が取り組む環境配慮、販路拡大、補助金申請・経営改善支援、知的財産マッチングなど、川崎信用金庫による多岐にわたる経営サポート体制について紹介があった。
また、伴走支援の事例として、防水工事業者の「かわさき☆えるぼし認証」取得による女性人材活用支援や、板金加工業者の太陽光発電設備導入とSBT認定取得支援、クリーニング業者のKAWASAKI事業承継市場による事業承継支援など具体例の紹介があった。
講演後は懇親会を開催し、体験入会者も加わり参加者同士の交流を深めた 。
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